うつ病やそううつ病の薬を飲んで運転したら罰金50万円の可能性!

公開日: 2016年5月22日日曜日 心の病気

薬の影響度合いによっては本当



道路交通法第66条

「何人も、過労、病気、薬物の影響その他の理由により正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない。

違反した場合、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

とあります。

薬の副作用等によって正常な運転ができない状態であれば運転することは禁止。
この法に触れると現行犯逮捕となります。

そううつの薬を服用して運転は逮捕


処罰は酒気帯び運転と同様



罰則は「酒気帯び運転」(117条の2の2第3号)に対するものと同じで、かなり厳しい内容となっています。

このような厳しい処罰を受ける、

『正常な運転ができないおそれがある状態』

とはどんな状態なのでしょうか?
そして、罰則の対象にならずに済むのは、どんなケースでしょうか?



正常な運転ができないおそれがある状態とは


  • 薬物を使用し、現に体内に薬物を保有している。
  • 薬物を体外に排出した直後である。


上記の者が、下記1.2.の両方に該当した状態をいう。

  1. 薬物の影響により、車両等を運転することについての必要な注意力(外部に対する注意力、中枢神経の活動力、抑制心等)を欠くおそれがあるとき
  2. 故意であるとき


<対象外のケース①>



つまり、薬を使用していたり、体外に排出した直後であっても、(客観的に)車を運転する上で必要な注意力に問題がないのであれば、道路交通法第66条の処罰を受けることはないということです。


故意について(1.に該当していた場合のもうひとつの基準)



<故意の判断基準>


注意力を散漫にさせ、身体反応を鈍化させ、また、精神を不安定にさせる薬物であるとの認識がある上でそれを使用し、それにより精神的又は身体的に、相当の程度に影響を受けているという認識があれば、故意となる。

要するに、上記の副作用がある薬を、

  1. 認識して服用した
  2. 服用後に、相当の程度の副作用を認識していた

1.2.両方の状況が揃った場合に、故意となるようです。

※薬物使用の中断によって生じる離脱症状(禁断症状)や、後遺障害は薬物の影響には当りません。


<対象外のケース②>



『故意』に該当しないこと。


(例1)初めて服用する薬のため、医師・薬剤師が副作用の説明をしたが、事情があって同伴した家族だけが聞いた。
家族から本人に伝えるはずが、うっかり伝えなかった。
説明の用紙も目を通さず、家族の言うとおりに食後に服用した。
その後、副作用が出て運転中に事故を起こした。
かなり無理やりなケースだが、これは、

・・・『認識して服用していない』=故意ではない


(例2)強い副作用の薬と医師や薬剤師からは聞いているが、薬の副作用がほとんど出ない体質のため、客観的に見ても服用後の運転への影響は軽かった。
仮に、服用後の運転で事故を起こしても、

・・・『2.服用後に、相当の程度の副作用を認識していた』に該当しない=故意ではない


※麻薬などの薬物免責規定において問題となる薬物は、認識のあるなしにかかわらず罰せられる。


運転が困難なくらい強い副作用が出る人(私)の場合



故意に該当する私のような人は、道路交通法第66条からの逃げ道がありません。
医師に相談した上で、治療上許容できると判断されたのであれば、運転をする日は薬の服用を控えましょう。
私は医師への相談の結果、運転時の服用を控えても良いことになりましたから、言ってみる価値はあります。

躁うつ病の薬



薬はOKでも油断禁物!過労・病気等によっては・・・



落ち着いたところで、また不安にさせてごめんなさい。

道路交通法第66条の条文には、過労・病気・その他においての適用もあります。
これらによる運転への影響が考えられる方は油断禁物です。

過労・病気の罰則についても、

3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

となっています。

では、病気の場合にはどういった状態の人が該当するのでしょうか。
それについては、運転開始から症状がある、または運転開始から症状が出る予兆があった人と、運転後に症状が出た人の場合で異なります。


運転開始から症状がある、または出る予兆があった場合



『※正常な運転ができないおそれがある状態』に該当し、そのような認識(患者へ医師からの指示・説明等)があれば故意があるということになり、罰則の対象になります。


※この場合の『正常な運転ができないおそれがある状態』に該当するというのは、自動車を運転するのに必要な注意力、判断力、操作能力が、相当程度減退もしくは減退しつつあって、危険性がある状態をさします。


運転後に症状が出た場合



将来の走行中に、危険性がある状態になり得る具体的なおそれがあれば、「正常な運転ができないおそれがある状態」に該当し、そのような認識があれば故意があるということになり罰則の対象となります。


※『危険性がある状態』とは、自動車を運転するのに必要な注意力、判断力、操作能力が、相当程度減退もしくは減退しつつあって、危険性がある状態をさします。


最後に



特定疾患の方は人身事故の場合などに、さらに重い罰則の自動車運転死傷行為処罰法の『病気運転致死傷』が適用されます。

『病気運転致死傷』が適用される特定疾患とは

  • 躁うつ病、うつ病、そう病
  • 統合失調症
  • 低血糖症
  • 再発性失神
  • 重度の睡眠障害
  • 意識や運動の障害を伴うてんかん

上記に該当するという人は、コチラの記事も参考にしてみてください。

そううつ病(うつ病・そう病)の運転者は注意!人身事故で最大懲役15年!


難しい内容となりましたが、ここまでお読みくださった読者様に感謝いたします。
ありがとうございます。
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