うつ病やそううつ病になると運転免許更新ができないって本当なの?

公開日: 2016年5月18日水曜日 心の病気

そううつ病(そう病・うつ病)だと運転免許の更新ができない!はウソ



一時期ニュースで騒がれましたが、改正道交法でそううつ病(そう病・うつ病)の人等が車を運転できなくなるというのはほとんどが間違いです。

平成26年6月1日施行の

『一定の病気等に係る運転者対策』

についての情報不足が勘違いのキッカケですが、

この法律は、

公安委員会が一定の病気等に該当する疑いのある者に対して、免許取得の可否や免許の行政処分を、病気の症状や程度によって個別に判断できる。

と定めているだけ。

病気だから更新(取得)が不可能ということではありません。

そううつ病の私は、免許の更新をする上での不安をなくしたかったので徹底的に調べましたが、驚くべき事実が判明。
この改正道交法は、

『正直者がバカを見る!』

法律だったのです。

具体的な内容は、以下の記事を読んでください。

『精神病で運転免許を返上しなくちゃいけないの?』

リンクフリーかどうかが不明だったので、リンクは貼っていません。
お手数ですが上記青字のタイトルで検索をしてご覧になってください。

あなたがバカを見なくて済む為にも、ぜひ把握しておいてください。


運転免許証


(オマケ)行政処分=免許効力の停止等はこんな感じ。



公安委員会は、免許を受けた方が交通事故を起こし、事故の状況から一定の病気等にかかっていると疑われる場合、免許の効力を3か月を超えない範囲内で期間を定めて停止することができる。
この期間内に公安委員会は医師による臨時適性検査を実施します。
また、臨時適性検査の結果や主治医の診断書の提出等により、免許の取消事由に該当しないことが明らかになれば処分は解除されます。
しかし、やむを得ない理由なく臨時適性検査を受検しない場合には、免許の取消処分等を受ける場合があります。


運転免許証更新手続の案内ハガキにも注意




上の囲みのような注意書きがあります。

『病気や身体の障害に関して心配のある方は、早めに運転免許センターに御相談ください。』とあるので、真面目な人は相談しなくっちゃ!となりますが待ってください。

相談する必要(義務)はありません。

相談することであなたが後悔する可能性の方が高いので相談するのはやめて、これからご紹介する内容を把握してください。



一定の病気等に係る運転者とは何か



以下の運転者が該当します。

躁うつ病での運転免許更新


一定の病気の者
(ただし、※の者は除くとなっている


統合失調症



医師の診断による。
※自動車等の安全な運転に必要な認知、予測、判断または操作のいずれかにかかる能力を欠くこととなるおそれがある症状を呈しないものを除く。


てんかん



医師の診断による。
※発作が再発するおそれがないもの、発作が再発しても意識障害及び運動障害をもたらさないもの並びに発作が睡眠中に限り再発するものを除く。


そううつ病(そう病及びうつ病を含む)



医師の診断による。
※自動車等の安全な運転に必要な認知、予測、判断または操作のいずれかにかかる能力を欠くこととなるおそれがある症状を呈しないものを除く。


重度の眠気の症状を呈する睡眠障害



医師の診断による。
※詳細は以下のリンクで確認。(11ページです。)

一定の病気に係る免許の可否等の運用基準


認知症



医師の診断による。
※詳細は以下のリンクで確認。(13ページです。)

一定の病気に係る免許の可否等の運用基準


再発性の失神



医師の診断による。
※脳全体の虚血により一過性の意識障害をもたらす病気であって、発作が再発するおそれがないものは除く。


無自覚性の低血糖



医師の診断による。
※人為的に血糖を調節することができるものを除く。


その他



医師の診断による。
自動車等の安全な運転に必要な認知、予測、判断又は操作のいづれかに係る能力を欠くこととなるおそれがある症状を呈する病気


一定の病気以外でも以下の者、



アルコール中毒者
麻薬、大麻、あへん又は覚醒剤の中毒者


つまり・・・



※(黄色い一文)の人は該当しない!
病気が該当しているからといって、慌てる必要はないんです!
まずは、担当の医師に相談をしてみましょう。



医師に相談する前に自分でもチェックしよう



実は、そううつ病の私は記事作成日(5/17)に、運転免許の更新へ行ってきました。
運転免許センターでは更新者全員が、名前・住所などの必要事項に関する書類に加えて、質問票の記入を指示されました。
この質問票は、一定の病気等に該当する疑いのある者を探す為の質問ですが、同時に該当しない者を決める質問でもあります。
こちらの質問票で自己チェックを行いましょう。



質問票を正しく理解すれば何も怖くない


免許更新質問表画像


免許更新質問表画像2


※この質問票に、虚偽記載・報告をした場合には、1年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処せられます。

下のほうにおっかない注意事項があるのは確認されましたか?
質問票の内容も単純に見ると、そううつ病(そう病・うつ病)の人は背筋が寒くなる想いがしますよね。

私も含めてそううつ病(そう病・うつ病含む)の人のほとんどは、1~4に関して、「いいえ」にチェックできると思います。
でも、5に関しては、薬との関連もあり、主治医から注意(助言)を受けているものと思われます。
「はい」へチェックになるのでしょうか。


安心してください。
5は以下のように考えて良いそうですよ。

※先程検索していただいたサイト『おりふれ通信』の中で、みのクリニック 三野医師が、5.の考え方について教えてくださっています。

『道交法「改正」後の運用上の諸問題 ー 運転適性相談窓口、質問票、診断書について ー』

リンクフリーかどうかわからなかったのでリンクは貼れませんが、私たちにとって救いとも言える内容となっています。
コチラもお手数ですが、青字のタイトルを検索してご覧ください。

躁うつ病の薬画像



薬の服用に関する5の質問への答え方



通常の注意であれば『はい』にチェックはしなくてよい。


処方薬の眠気等に関する通常の注意は、運転禁止の助言から排除してもよい。(警察庁の返答)

(理由)
処方薬に関する運転禁止助言を有効とすると、高血圧や不整脈、アレルギー、感冒などの治療薬も運転禁止とされているから、一般の薬物治療を受けている人の半数近くがこの質問にハイとしなければならなくなる。
それでは困るので、『はい』に✓しなくても良いのだそうです。

※ちなみに私は、車を乗る日は薬を飲みません。(医師にも相談済み。)免許の更新や、道交法66条(何人も、昭和35年6月25日法律第105号第-1条第1項前条第一項に規定する場合のほか、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない。)を不安視してのものです。
以下の記事が参考になります。

薬を服用して車の運転をすると逮捕されるって本当?

医者の判断



運転免許の取得を控えるよう医師が助言の件



コレは以下のことも踏まえて判断すればOK!


まず過去の医師の助言で、撤回されたものは不要!(当たり前か)
統合失調症、躁うつ病(そう病・うつ病を含む)の人は、そう遠くない過去から現在までに、主治医から「病気の症状があるので運転してはいけません。」と言われていないのであれば、質問5の「いいえ」に✓をいれて、免許更新を終わらせてもいいそうです。
(※長期間診察を受けていない人は、上記に当てはまりません。)


ただ、私個人としては、医師へ運転免許の更新があることを相談するべきと考えます。医師とよい関係を築いておかないと、今後自分が苦しむことになるのは明白だからです。『運転してはいけません。』と医師に言われるのは正直怖いです。でも、それを言われるような状態で運転を行うのは、もっと怖いことだと思います。だから、読者様には医師への相談をオススメいたします。


上記を踏まえて回答した結果、あなたが、1~5の事項に該当しないのであれば、運転免許センターに相談する必要はありません。

質問5への「虚偽の回答」として罰則対象となるのは、医師からの運転禁止を忠告されていたのに「いいえ」と答えた場合のみだからです。

それと、「病気であること」を質問票で申告しなかったから、罰則の対象(虚偽の記載・報告)となるわけでもありません。


まだ不安な人もいるかと思いますが、警察の判断を求めて相談窓口に行かれても、警察はあなたの病状を診断できません。
主治医の診断書を求められることが考えられます。
窓口に行く労力と、病院で診断書料をとられるだけです。
どうしても不安であれば相談窓口に行くのではなく、あなたの主治医に相談しましょう。



もし該当したらどうなるの?



基本的には運転免許センターか警察署で、所定の診断書を受け取り、医師に記入をお願いすることになります。
その記入内容で、公安委員会が免許の更新(取得)の可否等を判断します。

運転は安全が第一です



最後に豆知識



平成26年の5月には、双極性障がい等を、過失による事故(通常人より重い刑罰を科す)理由として認める自動車運転死傷行為処罰法が施行されています。
私のようなそううつ病の人は、運転についてもリスクが高いということでしょうか?
この法律について調べたのが以下。

そううつ病で人身事故を起こすと重罪になるって本当?


何はともあれ安全第一です!
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2 件のコメント :

  1. 私は双極性障害を患っています。
    免許更新の際に質問票に当てはまるものは無かったのですが、講習中に「てんかんや双極性障害は質問票のいずれかにチエックを入れなければならない」と説明をしていたので講習後に、当てはまる物も医師からの注意も受けていないが双極性障害だと説明した所

    「質問票を書き直さなければならない」と言われ別室に行き、書き直しと1時間ほど持病や服薬などについて訊かれました。
    「任意での提出ですが診断書を渡しておきます」とのことで、医師にも相談し提出の必要は無いとのことだった為 提出しませんでしたが
    後日 警察から至急診断書を提出するよう督促状が届きました。
    電話で問い合わせ、任意での提出のはずではと問うと、提出しないのなら出すまで電話をかけ続けると強く言われ電話を切られました。
    仕方なく診断書を提出すると、すぐに警察から文書で1年後に再提出するよう求められました。今後も提出し続けなければならないと思うと虚しくなります。
    医師も憤っていました。

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  2. 1年間は乗れるようになったということですか?

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